トイレリフォームのポイントについて
機能が古いため新しくしたいというだけでなく、ライフスタイルを考慮して清潔で快適にリフォームをする必要があります。
ピースでは、「誰が使用しても快適か」「清潔に保てるように手入れがしやすいか」「将来的に見ても安全か」
の3つのポイントが重要だと考えています。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせながらご希望のトイレレイアウトを見つけましょう。
掃除のしやすいトイレ
掃除のしやすいトイレ用フロア材
トイレは毎日ご家族が使用するため、どうしても汚れやすく、狭くて掃除がしにくいです。
清潔な空間のために、お掃除のしやすさについて考えることは大切です。
床材については、フローリング、クッションフロア、トイレ専用の大形タイルなど、耐久性が高く清掃しやすいものをイメージに合わせて選ぶことをおすすめします。
フローリングにする場合は、普通のフローリング材では変色や痛むことがあるため、トイレ対応のものを選ぶようにしましょう。
掃除のしやすい便器
便器本体の清掃性も、各メーカーから様々な機能を持ったものが開発されており、便器を選ぶ際には各社の商品ページを参考に検討することをおすすめします。
トイレの標準的な寸法
「家の中で一番落ち着く場所」と感じる方がいらっしゃるほど、トイレは快適な空間として認識されているかと思います。
そこで、快適な空間づくりのために、必要なサイズを把握しておくことが大切です。
洗面所やバスルームのためにスペースを犠牲にされがちですが、最低限120~125cm×幅70~75cm以上、便器の前のスペースも40cm以上は確保しておきたいです。
特に注意したいのが、40cm以下の空間にフルオート便座を設置すると、誰もいないのにセンサーが働き、「便座が開きっぱなし」「脱臭ファンが回りっぱなし」で不衛生な空間になってしまうことがあります。
標準的なトイレの寸法を参考に快適な空間を目指しましょう。
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800×1200サイズ(0.4坪)
コンパクトな便器やスリムな手洗器があり、バスルームのスペースを広く確保できます。
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800×1600サイズ(0.5坪)
手洗器と便器の間に距離が取れる一般的なサイズのトイレです。
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1200×1600サイズ(0.75坪)
トイレと手洗いスペースを別々の空間として使える広々とした快適なトイレです。
安心できる空間づくりのポイント
ご家族みんなで安心して使用できる空間づくりを
意外にトイレでは、身体の向きを変えたり、座ったり、立ち上がったりと、様々な動作の多い場所です。
子どもから大人まで安心して利用できる空間をつくるために、リフォームで工夫できる箇所についてご紹介します。
機能ドア
トイレのドアは、廊下からの出入りを考慮して幅が狭くなっていることが多いと思います。
リフォームの際には、出入口のスペースに余裕を持たせてつくることをおすすめします。
また、バリアフリーの観点から車椅子での出入りや介護のため複数人で入ることを想定して敷居などの段差は無くしておくことも大切です。
スペースに余裕が必要になりますが、引き戸タイプがおすすめです。また、開き方に工夫がされている折戸ドアも片開きドアに比べてコンパクトなため、車椅子でも楽に開けられるドアです。
手すり
トイレで座ったり、立ったりする時に危険を減らすため、手すりや肘掛けを設置したいとご希望されるご家族が増えています。
しかし、トイレに十分なスペースがないと動作の邪魔になり、設置しない方が良いケースがあります。そのため、動きにくいということがないようなレイアウトにすることが重要です。
手すりや肘掛けを設置する前に動作に問題がないかをきちんと確認してから設置しましょう。